かおり’s blog

《かおりの過去現在未来を文字にするスペース》1+1≠2な私。勉強も家族も自分も友達も体当たりな日々の記録から。

当時17歳の女子高生だった私が福島県三春町に感謝したい11のこと

①お花がたくさん溢れる町並みをありがとう

 

(お花を見つけて、笑顔になれます。お花がないと、寂しい気持ちになります。そんな感受性を育ててくれました。花の名前を訪ねて生まれた人との繋がり、花の名前を探して向かう図書館、開く図鑑、花の蜜を味わう味覚、キリがありません。)
 
 
②大自然の中で山にも川にも飛び込んでいける自然を守ってくれてありがとう
 
 
 
(豊かな自然があることが当たり前、をつくるのは大変な事だったんですね。当たり前なんてなかったんだな〜。)
 
 
 
 
③人とのコミュニケーションがなくては、生きていけないことを教えてくれてありがとう
 
 
 
(挨拶をすること、お礼の気持ちを伝えること、私の当たり前をつくってくれましたね。)
 
 
 
④人や自然とのつきあい方を教えてくれてありがとう
 
 
 
(対人間、対自然、直接私たちが見て、聞いて、触れて学べる環境がありました。当時は遊んでいる感覚しかなかったな〜。)
 
 
 
⑤自分で判断するしかない、ことを教えてくれてありがとう
 
(2011年3月15日の決断を誇りに思います。)
 
 
 
⑥周りの市町村が合併していき、予算もない中で、合併せずに、田村郡三春町」でいてくれてありがとう
 
 
 
(どこ出身〜?ああ、あの三春の桜のところか!ああ〜三春駒か〜!「三春」というこの二文字に、どれだけ助けられてきたか、もう数え切れません。「三春」が、人やものや世代をこえてたくさんのものを繋げてくれました。)
 
 
 
⑦2011年3月15日安定ヨウ素剤を配布してくれてありがとう
 
日本経済新聞記事リンク2011/03/16↓
 
(この薬をあのタイミングて私の手元まで運ぶことができた三春町の行政のスピード、判断力、決断力には、本当に感謝しています。これについては、ここでは書ききれません。)
 
 
三春町」「安定ヨウ素剤」を知らない人、「あの日の福島県三春町」を詳しく知りたい人はこちらのリンクからNHKの特集番組が視聴できるので、どうぞ↓
わかりやすくて、おすすめです。
 
 
 
 
⑧「住民にとっての幸せ」を最優先に考えて、実行してくれて、そんな姿を見せてくれてありがとう
 
 
(市町村合併原発事故当時から今までの行政の動き、素晴らしいと思います。自分の頭で考えて実行する、ことの大切さを国も県もメディアも批判にも屈せず、最後まで己の信じた道を貫き通す、その真実と覚悟を見せつけれてくれました。)
 
 
 
⑨私の家族が笑って暮らしている今をありがとう
 
(家族の幸せは、私の一番の幸せだと思います。家族の笑顔を育んでいるのは、色々あるけど、一番は三春町だと思います。)
 
 
⑩一緒にここを離れようと言っても何度言っても聞かないくらい家族が惚れ込んでいる郷土をありがとう
 
 
(地元に残る、残らないの選択の余地を残してくれたこと、感謝です。だからこそ、悩みも尽きない部分もあったりするけど、ここにいたいと望めばいる、ことができる。それでも、それでもここがいい、と思わせる三春の魅力、はかりしれません。)
 
 
⑩私が家族のいる実家を離れても、安心だと思える信頼をありがとう
 
 
(ご近所さんに限らず、町民、役所との関わりが深い。トマトをおすそ分けしたら、きゅうりやなすやピーマンと倍以上のものがかえってきたり。信頼できる人がつくる町だから、大切な家族の意志を尊重しようとも思える。現在、祖父母は、元気に暮らしているが、少し先の話をするとこの家で最期をむかえたいと以前から話している。曾祖父母を看取った経験もある母は、大変さも重々承知の上で「もちろ〜ん!お任せ下さ〜〜い!」と笑顔で言う。町から病院が撤退すると話が出たとき、町はその病院を公設民営方式の町立三春病院として生まれ変わらせることで大きな医療機関を残してくれた。話し出せばキリがないが、決してお金持ちではない三春町は、間違いなく住民思いの、「住民持ち」である。人、環境、行政が信頼できて初めて、娘である私は家族を本人たちの意志通りにお任せすることができている。)
 
11このブログを書きながら、たくさんのありがとうと、涙が出てきてしまうような弱くて強い、感受性を育ててくれてありがとう
 
 
福島県三春町は、私が生まれ育った小さな城下町。
 
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この町で、私は、18年間育ててもらいました。
 
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
 
ありがとうの分、私がもらった分、私のやり方で、私のいる場所で、私が私の大切な人たちと笑っている環境をつくれるよう頑張ります。
 
 
三春町出身者として、孫として、娘として、一人の人間として、
 
 
 
渡辺香
 
 
 
「三春」を誇りに、故郷にパワーを貰いながら歩いていきます。