福島の実家にいるお母さんに渡されたお金を突き返すことのできなかった娘の気持ち
こんにちは！
香です！
昨日、数時間だけ兄に借りた車を返すために高速飛ばして実家に帰って来ました。
そのあと、東京行きの夜行バスを待ちながら久しぶりに泣いてしまいました。
今は、渋谷のネットカフェで作業しているのだけど、どうもその涙がとまらない。
気持ちも文章もまとまらない。
でも、昨日私のブログをみて、頑張っていると言っている人がいる、と聞いたので、こんな状況もシェアしたいなと思いました。
「恋せよ就活生」は、みんなに幸せになってほしいから、私の文章を通して就活の箸休めみたいに使ってほしいなと思ってたから、嘘はないけど妄想の世界を付け加えてちょっと笑っちゃったよみたいなものを書いています。
でも、それだけじゃないことの方がやっぱり多いんだよね。
就活は、お金がかかる。これ、紛れもない事実。特に、地方から首都圏に通って来る人は本当に大変だよね。
一応、茨城で関東にいる私でさえ、一度東京に行くとなれば交通費、食費、交際費もろもろ合わせて１万円くらい平気でぽーんと飛んでいく。
もう特に、先月と今月は何往復しているんだろう。
先週と今週すでに５往復はしてるな。
地方の就活生のみんなは、もっともっと苦労しているんだよね。
本当に身体には気を付けてほしいな。
お金、どうしてる？
私は、月々の決まったお金はほぼ交通費。児童自立施設のお給料。それ以外は、手をつけないでおいておくと決めた貯金切り崩してるよ。
そして、家族からもらったお小遣いで賄っています。
昨日、帰り際お母さんに黙ってお金を渡されました。
か「いらないよ。」
お「いらないの？」
か「くれるならもらう〜！」
渡されたお金を急いでポケットにしまいながら、急いで兄の車に逃げるように飛び乗った。
精一杯手を降る母に、いってきますが言えなかった。
これが一生の別れにならないで下さいと願う。
涙も、鼻水もとまらない。挙げ句の果てに鼻血も出てきた。
今日のアポ２件これからなのに、すでにメイクもぼろぼろ。
まあ、こんなときが私のど根性大根神経の見せ所。
お母さんごめんね。お母さんがやっと稼いできてくれたこのお金も、東京行ったら一瞬でなくなっちゃうんだ。私は、福島には戻らないんだ。私に子どもができても、三春の実家には子どもが自分で意志を表示できるようになるまでは、連れて行かないって昨日一人車を運転しながら決意したんだ。五体満足の元気な孫を抱っこして笑っているお母さんに会いたいから、私も未来の自分の娘を幸せにしたいから、私は福島を離れるよ。
今ある家族も守れない、成人しているのに経済的自立もできていない娘でごめんなさい。
実家にいれた時間は４時間もなかった。お母さんといられた時間は一時間もなかった。残業で８時近くに帰ってきて、ご飯食べ終わったら４月から転勤した職場の疲れで、寝込んでた。郡山駅まで送っていく話もなくなり、疲れて運転はできないけどお兄の運転する車に一緒に乗っていくという話もなくなったから。
ごめんね。早くお母さんがやりたいことを仕事にできるように頑張るからね。
安定思考の姉、兄とはまるで違って、ごめんね。
やりたいことを仕事にしたいって言ってごめんね。
でも、これから私たちの時代は、やりたいことを仕事にできなきゃ人も社会も誰も幸せになれないと思うんだよ。
だから頑張る。
私も大きくなって、大切にしたいものはお母さんだけでも、自分の生まれた家族だけでもなくなったんだ。
大切にしたい友達や仲間や先輩、後輩、私を支えてくれているたくさんの人たち。
そのみんなの幸せのために私が見る、つくりたい未来があります。
それが私の夢であり、仕事に違いない。
昨日は、靴しか渡せなかったけど、ちゃんとお母さんに似合うトップス見つけたらパンツと合わせて改めてちゃんと母の日のプレゼント渡すから待っててねー！
とっても身内話になってしまったけど、きっと実家、地元を離れる就活生のみんな同じ悩みや経験あるんじゃないかな？
ねぇ、守るものがあると人は弱くなるね。
でもやっぱり、だから強くなるね。
初任給で、家族を喜ばせたいからとにかく就活がんばろーっ！
ああそういえば、なんだか就活頑張ろうって初めて素直に思えた気がする。
ただ、
頑張り方は私に任せてください♩
鼻血も涙も止まったので、作業再開〜！
お化粧直して、今日も感謝して進みます。
就活生のみんな、頑張ろうね！
私たちは、ロボットじゃないから。私たちには、心があるから、心だけは失わないように。
私たちには、言葉や文字があるから、一人じゃなくて、こんなふうにしてみんなのものにしよ。
今楽しいことも今は楽しくないこと、辛いこと、涙でちゃうことも全部、全部ね！
お写真：私の実家 撮影：樋口友克さん（お借りいたしました。）
